10月21日(土)、「日本災害情報学会第19回学会大会」にて、「過去地図と史跡から災害を考える ヒストリカルハザードマップ」と題した報告を行いました。
3回目の参加となる今年は、名古屋市消防局様の新型起震車に搭載された「ヒストリカルハザードマップ」と、そのコンテンツに史跡情報を重ねた分析の内容を中心に、学会では初めてポスターセッションによる発表を行いました。
災害情報学会は、防災・減災に関する若手研究者をはじめ、大学関係者だけでなくマスメディアや自治体、企業の担当者など、実務者の方も多く参加されます。
ポスターセッションでは、当社の中井主任が単なるコンテンツの紹介だけでなく、そこに神社や古墳などの史跡情報を重ねて行った分析の結果についても説明しました。歴史的な視点で災害を考えることの有効性を改めてご理解いただけたようです
また、先日公開したWEB版のヒストリカルハザードマップもデモしました。スワイプ機能で背景地図をスムーズに切り替えられる部分で、興味を持っていただけました。
後日、本発表が学会奨励賞「阿部賞」の受賞対象の一つとなったと連絡を受けました。予想だにしていなかっただけに大変驚きました。
「阿部賞」とは、若手研究者の奨励のため学会大会における優秀なポスター発表に対して、参加者投票の結果をもとに授与される賞です。
この度の受賞は、関係者の皆様のご指導、ご協力の賜物であり、大変感謝しております。
今回の受賞を励みに、今後も防災・減災への取り組みをさらに充実させてまいります。
タイトル:「過去地図と史跡から災害を考える ヒストリカルハザードマップ」
発表者:中井春香・久世晋一郎・陶俊
予稿論文出典:日本災害情報学会第19回学会大会予稿集
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