社員がゆく関ケ原で馬防柵を作りました

関ケ原で馬防柵を作りました

初春になり、関ケ原の雪もだんだん溶けてきました。
この冬、関ケ原はこっそり変わりました。今回は春になって初めてのイベントに参加しました。

駅から出て、ちょうど梅が綺麗に咲いていますね。

現代のお花見は「桜」を見ることになっていますが、実は昔のお花見は「梅」を鑑賞することだと言われています。駅前の他の花より一足先に咲く梅も、人々に新しい気持ちをもたらしますね☆

霧が濃いというイメージが強いですが、今日の関ケ原は晴れですっ!
電柱には新しい武将の説明も貼られています。どの武将の説明と出会えるか、ワクワクしますね。

遠方から眺望する時の決戦地と笹尾山です。

この冬の一大事は、西軍の石田三成が布陣した笹尾山が新たに整備されました。

ここの山麓には元から馬防柵が建てられていて、とても合戦の雰囲気を感じられるスポットとして人気です。

今回、リニューアル工事に合わせて、馬防柵もリニューアルすることになります。
なんと、馬防柵設置は一般市民が参加できますので、ワクワクしながら申し込みました。
(このイベントが大人気で、申し込みがすぐに早期終了したのですっ!早々と申し込んでよかったです)

朝からドキドキの気持ちで関ケ原を目指し、ようやく笹尾山に到着ですっ!。旧馬防柵の前に、既に新しい木材がたくさん置いてあります。

馬防柵といえば、長篠設楽原の合戦が有名ですね。
戦国時代に最強と恐れられていた武田の騎馬軍団に対抗するために、織田信長がこの柵を活用した作戦を考えました。
この柵の効果は、馬の足を止めるだけではなく、止まったところを鉄砲で狙い打ちにすることができたのです。ある程度、鉄砲の「打つまで時間がかかる」短所も克服できたんですね。本当にお上手っ!

置かれている木材が結構太く、重そうな感じです。
ド素人で大丈夫かなぁ...と心配し始めました。

早速受付に行きす。軍手、ヘルメット、作業指示書をゲットしましたっ!
あ...これ、なかなか難しくて、良く読めないです...(汗)

馬防柵設置イベントと共に、笹尾山特設ステージでは様々なパフォーマンスもあります。
関ケ原合戦太鼓&関ケ原鉄砲隊が準備しています。見てみたいですっ!が...いけないいけないっ!作業に集中しないとっ!

指示書が難しすぎたので、まずはプロが一個の馬防柵を立ててくれます。そこで見ながら、手順を覚えるのだそうです。
...といいますが、さすがに難しいっ!

まずは、穴を掘って、縦柱を3本入れてから、固定させます。
続いてすじかい3本と杭の位置を調整して、杭を打ち込めます。更に控え横棒3本を固定します。
そして横柱3本、縦柱6本を番線で絡げる...

...やはり、全然覚えられませんっ!と焦りながら、プロ組が既に1個を立てましたっ!
は、早いです!しかも真っ直ぐな壁みたいな感じです。これは馬どころか、熊が来ても揺れないでしょ。

手を動かさないと覚えられないので、早速、こちらも作業開始です。まずは穴を掘る作業...

プロが1人1本運べる木材なのに、私達は3人1本...
力が足りない者にとって...やはり団結が大事です。

麓で武将隊がパフォーマンスを頑張っていますっ!ここも負けないように作業を頑張っていますっ!
武将隊の背景みたいなものですが、観客もここを見ていますねっ!

木材の長さが違うので、時々木材を切ったりもします。なかなかプロ感満載ですね。

...2時間後。
形が見えてきましたっ!!

最後は縄で仕上げます。

3時間後...
出来上がりっ!!
素人が作った馬防柵ですが、その後プロが一個一個検査していくので、品質もバッチリ保障できます。

笹尾山の麓から、自分たちが作った馬防柵を眺めました。自画自賛になりますが、なかなか良い出来です!
奈良県生駒郡平群町の嶋左近キャラクター「左近くん」も応援に来ています。

働き終わった後、戦国汁を食べながら親交を深めるタイムですっ!

具がいっぱい入っています。感激っ!良い殿に仕えました!

実は毎年、関ケ原にはいろいろな面白いイベントをやっています。馬防柵設置イベントはほんの一部です。ぜひ様々な季節の関ケ原に足を運んでみてくださいっ!

さぁ、仕事後は関ケ原散策タイムです。初春の関ケ原を一緒に巡りましょうー♪

まずは新しく整備された笹尾山の階段を体験します!天気がよくて遠くまで見えます。石田三成も当時この景色を見ていたのでしょう。
島津義弘陣跡の前にも新しい看板がっ!

小西行長陣跡からダムへ。

最後は大谷吉継のお墓と陣跡からぐるっと駅に戻ります。

振り返ると、近年、関ケ原は色々な新しい施設や看板ができました。どんどん観光しやすい古戦場になってきましたねっ!
これからの進化も楽しみです。

 

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