今回のプロジェクトで、車を使った(主に)道路構造物を撮影するGPS-カメラ同期の仕組み"自律航法GPS同期撮影モジュール&業務用カーナビ"の開発を担当しているのが、株式会社マップルです。
株式会社マップルは、業務用カーナビSDKを自律航法GPSセンサー"PT-G1(古野電気)"に対応させ、GPS電波不感地帯でも正確な位置を記録、ナビゲーションできる業務用車両向けのナビを手掛けています。
・自律航法GNSS受信機"PT-G1"
・Windowsタブレット(Windows10)"Surface GO"
・Surface用USBドック
・3.5mmプラグラインケーブル
・WindowsPC(X-BOX360)対応ゲームパッド
・マップル業務用カーナビSDK ランタイム
・ゲームパッド設定ソフトウェア"Antimicro"(フリーソフトウェア)
DRとは?→古野電気様のWEBサイト
GPSをはじめとするGNSSは、衛星の電波を受信できないトンネル、森林地帯、ビル群などでは測位不可、または著しく測位精度が落ちます。
自律航法GPSは、ジャイロセンサー、加速度センサー、車速パルス、車輪速データなどを組み合わせて、正確な位置を保持します。
水色:DRではないGPS 黄色:PT-G1(DR対応GPS)
マップル様の業務用カーナビSDKは、走行中の車の位置をGPSで取得したあと、道路ネットワークにマッチングしますので、走行軌跡が道路から大きく外れることがありません。
道路ネットワークが対応していない場所を走行している場合には、GPSセンサーから取得した位置情報を採用します。
SurfaceGO、PT-G1、Surface用USBドック、ゲームコントローラ、マップル業務用カーナビSDK実行ライセンス
minimodemによってエンコードされた"start"(開始時)"stop"(停止時)とシリアル番号0-9を1秒ごとに出力します。
この同期音声をビデオカメラの音声入力に入れて録画すれば、同期登録ソフトウェアによって、GPSデータロガーの情報と、映像のフレーム情報を一致させます。
【オープンイノベーション】vol.4:拡張GPSフォーマットに対応したGPX1.1拡張フォーマットでGPSログを出力します。安価なUSBメモリにGPSログを保存します。
GPSログは安全に保存するため、逐次本体内領域にテンポラリを保存しながら、定期間隔で結合保存されていますので、万が一のトラブル時でもすべてのデータを失ってしまわないように作られています。
点検時にA,B,X,Y,LT,LB,RT,RBなどゲームパッドのボタンに割り当てた既定文メッセージをGPSログに、時刻や位置情報と共に記録することが出来ます。
異常所見のメモや、後述の通信機能によって急なトラブル、作業ステータスの送信などにゲームパッドを利用できます。
SurfaceドックのUSB端子に接続したUSBカメラからの映像情報を、ゲームパッドのシャッターボタンで静止画保存可能です。
静止画にはその時点のGPS情報を付与し、EXIF形式で保存することにより、点検時のメモとして活用できます(地理情報システムへの登録の簡単です)
ゲームパッドによる既定文入力や、静止画をリアルタイムに通信で、遠隔のサーバやクラウド、他のモバイル機器などに送信することが出来ます。
鉄道路線ネットワークデータ、複線・導入路・SA/PAを網羅した高速道路ネットワークデータなど、お客様施設設備の情報を組み込んだ、オリジナルのネットワークデータ、POIデータをインストール可能です。
製品パンフレットを制作しました。
※提供方法、価格等は弊社営業担当からの別途ご案内となります。
画像をクリックするとPDF版パンフレットをダウンロード(表示)します。
特願2021-044726 記録制御装置、記録システム、及び、プログラム
▼この記事を書いたひと
R&Dセンター 松井 良行
R&Dセンター 室長。コンピュータと共に35年。そしてこれからも!
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