オープンイノベーション【オープンイノベーション】vol.12:4D-db®プロトタイプを実際に使ってみる

【オープンイノベーション】vol.12:4D-db®プロトタイプを実際に使ってみる

【オープンイノベーション】vol.2:マルチアングル検索システム でご紹介した検索システム「4D-db®」の開発がほぼ完了しました!

今回は、「4D-db®ってどうやって使えばいいの?」という観点でご紹介していきます。

機能的なご紹介については、【オープンイノベーション】vol.8:同地点の過去と現在を比較する二画面ビューア に詳細を載せていますので、こちらも是非ご覧ください。

 

4D-db®でできることは3点!
・現場の状況を机上で確認できる
・日付の異なる同一地点の現在と過去を比較できる
・ヒートマップで設備の損傷状況を確認できる

 

見たい場所を探して、現在の状況を確認してみる

 

見たい場所を探すには?

地図上に登録した地点ポイントが表示されるので、地図を動かして詳細を見たい場所を探してみましょう。
また、撮影日の候補がスライドバーで表示されるので、日付を選択してポイントを絞り込んでみます。

 

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撮影日以外にも、路線名、上下線、KP(キロ程)、施設名、目標物などを選択できるので、見たい場所がわかっている場合はその条件を入れて検索することもできます。

 

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画像を表示してみる


では、実際に現地の状況を画像で見てみましょう。
地図上で見たい地点のポイントをクリックすると、吹き出しでその地点の情報とサムネイルが表示されます。このサムネイル画像をクリックすると、ビューア画面に切り替わります。

 

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選択した地点の画像が表示されました。
拡大して詳細を確認したり、周囲の状況を確認することができます。

 

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このまま次の地点がどうなっているか確認してみましょう。
ビューア上の三角マークをクリックすると、現在の前後の地点(1m刻み)の画像に切り替わります。

 

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画角・ズームレベルはそのまま維持されるので、例えば進行方向を向いたまま周囲の状況を確認したり、壁や構造物など一定の方向にあるものを見ながら画面を遷移できます。

 

損傷箇所を探してみる

 

損傷箇所を探すには?

4D-db®の特徴として、ディープラーニングで検出した情報を元に、損傷箇所だけを抽出することができます。

検索条件で"損傷あり"にチェックすると、損傷した箇所だけを検索できます。また、探したい損傷区分のみを抽出することも可能です。

 

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ヒートマップで損傷箇所を確認してみる


損傷箇所に対し、予め決めたルールによって"損傷レベル"を評価されている場合は、その結果をヒートマップでも確認できます。
損傷区分ごとにヒートマップを切り替えれるので、「どの損傷のときに、どの場所が最も損傷しているか」が一目瞭然です。

 

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赤い場所ほど損傷箇所の数が多く、損傷レベルが高い

用語:
・損傷箇所とは?
コンクリート壁が剝がれている、ボルトが抜け落ちている、部品が錆びている、など、設備や構造物の安全を損なう原因となり得るものを指します。

・損傷レベルとは?
損傷箇所の数や範囲の広さなどによって、どの程度損傷の度合いが大きいかを示す値のことです。
損傷の区分にもよりますが、数が多い、広い範囲にわたって損傷があるなど、状況が深刻であるほどレベルが高いと判断され、すぐに対応が必要となります。

 

同一地点の新旧比較

 

例えば、損傷がひどいところをヒートマップで選択して画像で確認した場合、気になるのは「損傷がいつからあるのか?」という点です。
同様に、最新の状態に対して、過去はどうなっていたのかを確認したい!ということは多々あると思います。
では、実際に現在と過去の状況を2画面で見比べてみましょう。

2画面表示をONにして、一方の画面で過去の撮影日を選択します。そうすると、同じ地点の新旧の状態を並べて確認できます。

 

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▼この記事を書いたひと

R&Dセンター 野原 佐知世

R&Dの「ちょっとしたものづくり」を主に担当。360°パノラマ、機械学習などシステム、画像処理を中心に活動しています。

 

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