近年はGoogleやAmazon、Wikipediaの成功で、利用者生成データの活用、お奨め機能(レコメンド)などの情報処理手法が注目されました。
画像認識や特徴抽出、画像検索の手法開発も進んでおり、一般化されてきます。
IoT、自動運転を可能にする将来のために、センサーやカメラからの膨大なデータを、機械的に即時判断し、制御や人間の判断を支援するシステムの研究開発が世界中で始まりました。これらの情報処理には、いずれも蓄積されたデータを解析して、次のアクションを予測するという技術が活用されています。
当社では、データマイニング/解析の分野において、従来型の統計分析に始まり、多変量解析やテキストマイニングなど、少量のサンプルデータを使って、対象全体の傾向を推測することを行ってきました。
また最適化の分野では、一定の制約条件の下で生産量を最大化したり、作業時期のスケジューリングを自動的に行うといったニーズに応えています。
少し変わったところでは、全文検索エンジンのキーワード抽出、重要キーワードの特定、文書の自動カテゴリ化、類似文書検索などでもデータマイニングの技術が活用されています。
これからはビッグデータの活用により、分析対象についてすべての情報を取得できる時代になります。センサーデータや行動履歴データを分析することで、これまでにない新しい知見がたくさん生まれます。
また、IoT、カメラから取得できるビッグデータを、人工知能(AI)画像認識(CV)によって処理し、活用を可能とするための知識と経験が求められることでしょう。