今回の記事では、現在開発しているシステム全体のうち、最も核心となる重要な技術についてご紹介します。
紹介する手法は、当社が取得した"特許第6618163号"に基づいて開発されています。同手法でソフトウェアやハードウェアの実装を検討される方は、特許ライセンスについて下記の問い合わせ先より個別に問い合わせください。
目的:
「GPSの時刻・緯度経度情報等と、カメラ映像の各フレームを如何に正確に合わせるか?(移動撮影の動画で正確な位置情報を付与する)」
現状:
ニーズ:
解決手段:
関連特許:
特許を取得しました "撮像システム(特許第6618163号)"
同期用信号は、システム起動後、一意のシリアル番号を1000ms毎に発行し、下記の情報を出力する。
GPSデータ情報 |
データ量[byte] |
シーケンス番号 |
10byte |
経度 |
11byte |
緯度 |
11byte |
日時情報(JST) |
24byte |
区切りの半角スペース |
3byte |
改行コード |
1byte |
合計 |
60byte |
GPS-映像同期BOXソフトウェアで、テキストデータを音声データとして出力し、LINEOUTから音として出力する。
GPS-映像同期BOXのLINEOUTとビデオカメラのMIC-IN端子を抵抗入りケーブルで接続し、出力レベルと録音レベルを調整する。
ビデオカメラで通常通りに撮影する。
録画ボタンを押す→Start信号を発呼する→決まった時間周期で同期信号が出力される→Stopを指示する→録画を終了する。
録画された動画を、動画編集ソフトで確認すると、音声トラックに正確な時間で音声を確認できる。
(この画面では正確に1秒ごとに同期音声が録音されている)
録画された動画から音声トラックのみを抽出する。
抽出した音声データを復号して、同期信号を取り出す。
start信号、シリアル番号をGPSデータとマッチングする。
※2022年3月完成を予定しているGV-Sync®(GNSS-映像同期処理&データベース登録ツール)のコンセプトパンフレットを制作しました。
実際の製品・サービスのリリース方法や価格は未定です。一部仕様等異なる可能性があります。
画像をクリックするとPDF版パンフレットをダウンロード(表示)します。
▼この記事を書いたひと
R&Dセンター 松井 良行
R&Dセンター 室長。コンピュータと共に35年。そしてこれからも!
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