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特許を取得しました "情報処理装置及び方法(特許第6704134号)" 

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【特許番号】 特許第6704134号

【発明の名称】 『情報処理装置及び方法』

【特許権者】 『ナカシャ クリエイテブ株式会社』

【発明者】 『松井良行』

【弁理士】 『丸山 明夫』

【特許出願日】 令和1年8月12日(2019年08月12日)

【特許登録日】 令和2年5月14日(2020年05月14日)

【発明が解決する課題】

全方位カメラを移動車両に搭載して撮影することにより道路又は線路及び近辺の構造物を録画し、ディープラーニングによる物体検知により所望の構造物等やその状態を検出して状況を観察し、メンテナンス等に用いるとともに、全天球360°のパノラマ動画像を再生できるようにしたいという要望がある。

ディープラーニングによる物体検知では、既存のデータセット、実装技術、最新の研究成果を活用することが望ましく、そのためには、できるだけ汎用的なデータセットや画像のフォーマットを前提として、これらの成果を取り入れることが望まれる。

しかし、全方位カメラによって記録される写像方式(エクイレクタングラー形式等)では、XY方向の位置によって変形量が異なるため、そのままでは、パターンマッチングや物体検出等の画像処理に於いて、既存の実装技術、汎用的で蓄積量の大きなデータセットや、最新の研究成果を活用することが困難であった。

本発明は、全天球360°のパノラマ動画像を生成可能な全方位カメラを移動車両に搭載して撮影し、既存の実装技術、汎用的なデータセットや画像のフォーマット、最新の研究成果を活用したディープラーニングによる物体検知を行い、メンテナンス等に用いるとともに、全天球360°のパノラマ動画像を再生できるようにすることを目的とする。

 

ざっくりいうと・・・
 360カメラの動画映像から、Equirectanglar形式の静止画を得て、内部で投影変換をかけることで汎用的なディープラーニング物体検出手法を流用できるようにし、物体検出の結果と緯度経度、アングル情報を同時にデータベースへ格納することで、「どの位置の、どの方向に、何が写っている(どのような状態になっている)」という設備・施設管理上の関心事を自動的にデータベース化する手法です。
 近年では動画から様々な情報を読み取る事例がたくさんありますが、360動画が今後も、より高精細化していき、正確な位置情報とのマッチングや、よりAI化された検出手法との相乗効果で「人が目で見て判断する」を自動化するための手法を求めていました。

 

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