お知らせ

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特許を取得しました "分布図作成装置、分布図作成方法、及び、プログラム"(特許6970946)"

西日本技術開発株式会社様と共同で、特許"分布図作成装置、分布図作成方法、及び、プログラム"(特許6970946)"を取得しました。

本件は、2019/11より取り組みを開始し、特定河川、特定箇所について2018,2019,2020年のそれぞれの流域分布図と差分地図を作成し、河川環境の経年変化を知る手法として、結果の評価に成功したものです。


【特許番号】 特許第6970946号(P6970946)
【発明の名称】分布図作成装置、分布図作成方法、及び、プログラム
【特許権者】 西日本技術開発株式会社、ナカシャ クリエイテブ株式会社
【弁理士】  丸山 明夫
【発明者】  松井 良行、陸 依柳、渡邉 裕樹、水沼 道博、山下 直紀、石橋 俊将
【出願日】  令和3年3月7日(2021.3.7)
【登録日】  令和3年11月4日(2021.11.4)

【要約】
【課題】川岸各部の砂礫や石等の河床材料のサイズやその混じり具合を、作業者の熟練度に依存することなく、精度良く比較的短時間で調査できるようにする。

【解決手段】川岸のオルソ画像に基づいて各位置の状態を調べ、状態の種別に対応する複数の状態区分の何れかで規定される小領域の集まりとして状態分布図を作成する。オルソ画像を所定サイズのメッシュに区分し、各メッシュ画像が前記複数の状態区分の何れの状態区分として検出されるか調べ、検出された状態区分を当該のメッシュ画像の状態区分とし、各メッシュ画像の状態区分と位置とに基づいて前記小領域を構成して状態分布図を作成する分布図作成装置

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200

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ざっくりというと・・・
「河川環境(河床材分布=砂礫の混じり具合)のモニタリング調査を、従来は、踏査とGISによる手動図化により行っていたが、ドローンによる空撮と、得られた画像をタイルメッシュ画像としたものを、ディープラーニングで状態区分することにより、自動的に河床材の分布図を作成できるようにした。」ということと、「複数年の分布図により差分画像を得て、河川環境の変化を簡単に読み取れるようにした。」の二点。

技術面では、ディープラーニングによる物体検出(ObjectDetection)で良く使われるYOLOを、単位面積当たりのClassificationの問題に置き換え、実際に有益な画像区分(=状態区分)の手法として確立したことが新しい発見。

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