お知らせ

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特許を取得しました "動画処理装置、動画処理方法、プログラム"(特許7100863)"

GNSS-BeatBoxで取得した同期音声付き動画から緯度経度付き静止画を生成、DB登録する技術(GV-Syncの処理方法とプログラム)、特許"動画処理装置、動画処理方法、プログラム"(特許7100863)"を取得しました。

 

【特許番号】 特許第7100863
【発明の名称】動画処理装置、動画処理方法、プログラム
【特許権者】 ナカシャ クリエイテブ株式会社・株式会社コネクティボ
【弁理士】  丸山 明夫
【発明者】  松井良行、平野智裕、田中基史
【出願日】  令和3年12月12日(2021.12.12)
【登録日】  令和4年7月6日(2022.7.6)

【課題】

本発明は、移動機に搭載した複数台のカメラで異なる方向を撮影した動画を再生する際
に、同一位置を同一タイミングで再生し得るようにすることを目的とする。また、動画か
ら抜き出した静止画で、同一位置の各方向を確認できるようにすることを目的とする。


【解決手段】

カメラの動画記憶装置の音声トラックに動画に対応つけて音声で記憶 した 番号 情報 及び
位置情報 と、 前記番号情報に対応付けて データ 記憶装置に記憶 した 番号データ及び位置デ
ータを処理する動画処理装置であって、
前記動画記憶装置から 前記動画の 映像符号及び該映像符号に対応 する 音声符号を取得し
て 各々映像データ及び音声データ に 復号する データ 復号 手段と、
前記データ 復号 手段が復号し た 音声データが持つ 各 番号データ と同じ 番号データを持つ
各 レコードのデータを 各々 前記 データ 記憶装置から取得する データ取得手段と、
前記データ取得手段が 取得した 各レコードの データ に対応するフレーム画像を 当該 各 レ
コード が持つ 番号データ を介して 各々 前記映像データ から抽出する画像抽出手段と、
前記画像抽出手段が抽出した各フレーム画像と当該各フレーム画像に対応する 各 レコー
ドの データ と を各々対応付けて保持する データ・画像 保持手段と、
を有することを特徴とする動画処理装置。

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ざっくりというと・・・
同期音声付き動画に記録されたStart音声の波形の立ち上がり時刻と、GNSSログに記載されたStart信号の緯度経度を起点とし、動画のフレーム数に応じた任意2点間の時刻、緯度経度の案分をすることで、映像の各フレームに対して正確な緯度経度情報を与える処理。GNSS-BeatBoxが記録したセンサー値(離隔距離、加速度、方位など)をセンサーの物理量の特性に応じて、(緯度経度や時刻と同様に)案分するか、そのままの値を採用するかを選択しつつ、映像フレームごとの属性値として、動画のフレーム番号、緯度経度情報と合わせてデータベースへ登録する。
動画のフレームを位置情報付きの静止画(EXIF)として保存しながら、データベースへ属性情報登録することにより、動画のフレーム・緯度経度の位置合わせと案分処理と、動画静止画切り出し処理、データベース登録、データストレージ領域への静止画保存を自動化する方法と、プログラムと装置に対する特許。