社員がゆくAR観光アプリ「笠松ナビ」で歴史さんぽ

AR観光アプリ「笠松ナビ」で歴史さんぽ

笠松町の一押し見どころ!

岐阜県南部の濃尾平野に位置する笠松町は、古くから木曽川を通じて岐阜と名古屋を結ぶ重要な地であり、かつて様々な物資と人を運ぶ木曽川水運の中継地点として大きく栄えました。

笠松町の3分の1は木曽川に沿っており、形が猿の尾に似ていることから猿尾と呼ばれた堤防が多く残っています。この猿尾堤防は江戸時代から明治時代にかけて築かれました。

また、木曽川周辺では、古くから度々合戦が行われました。その中、松波庄五郎(後の斎藤道三)と野武士による松山合戦と、関ヶ原の前哨戦と言われる米野の戦いが有名です。

歴史だけではなく、四季折々の様子を楽しめる観光名所もたくさんあります。笠松の多くの寺社にはイチョウが植えられています。「火伏せのイチョウ」と言われるように耐火性強いイチョウや、 樹齢300~400年とも言われるイチョウもあります。

笠松町のキャラクターである双子のかさまるくんかさまるちゃんを紹介しないといけませんね。

かつて、木曽川の主要な川湊として大きく発展した歴史を持つ笠松町を船でかわいく表現しました。頭にかぶった"かさ"と、その上に乗った"まつ"で"笠松"を表現しています。 二人は大好きな子どもたちと遊ぶことが大好きで、特に笠松みなと公園での散歩がお気に入りだそうです。産まれたばかりなので、いろんな事に挑戦している真っ最中です。

ここで観光スポットを探す時、まずは「笠松ナビ」の「ナビ」機能で検索してみましょう。検索範囲を設定し、「文化遺産」「まちの駅」「公共施設」など細かい分類からチェックを入れて「検索」ボタンをタップしてみると、 興味のあるスポットがマップ上に表示されます。

「コース」機能には、様々なテーマでルートが設計されています。「猿尾が残る合戦場跡ルート」「大イチョウと社寺ルート」「川並奉行と寺社ルート」「輪中と森蘭丸の里ルート」などのルートにそれぞれ詳細説明がついており、初めて訪れた方でも楽しめます。

 

「笠松ナビ」で歴史さんぽ

笠松は現在でも、渡船場の名残である石畳を見ることが出来ます。また、江戸時代に尾張藩が徳川将軍家に鮎鮨を献上する際に通った街道である鮎鮨街道も残っています。

今回は、AR観光アプリ「笠松ナビ」「コース案内」機能を使って、「笠松湊と鮎鮨街道ルート」の湊と街道、そして周囲に残る史跡をたどってみましょう! 

トップ画面の「コース」ボタンをタップして、「笠松湊と鮎鮨街道ルート」を選んでみると、詳細なコース内容が出てきます。

「歩く時間25分」、「距離2.7km」と書かれています。旅行時間の予定を立てるのにとても参考になりますね。今回はもうすこし歩きたいので、巡回町民バスに乗らず、徒歩で回りたいところです!

「コースを開始」ボタンをタップすると、「マップ画面」で経由ルートを見ることができます。個々のスポットの距離を直観的に把握しやすいですね。

 

また、このナビは「スタンプ機能」があります。スタンプが取れる場所に来ると、右上でアイコンが出てきます。距離によって、「ちかいよ」「もうすぐ」「とれるよ」3種類のかさまるくんとかさまるちゃんの応援が出てきます!

早速、名鉄笠松駅で1個目のスタンプをゲットしました☆

コースの案内は、3種類の表示法があります。Google地図上にルートを表示する「マップ画面」表示、カメラをむけた方向にアイコンが浮かぶ「AR」表示と、コース詳細スポットを掲示する「リスト画面」表示があります。

早速この「AR」表示をタップしてみます。カメラを目の前の景色にかざしてみると、スポットのアイコンが出てきます。位置と距離を視覚的に体感できるだけではなく、表示するアイコンの数も設定できます。

さて、次に目指すのは、この緑のアイコンの鮎鮓街道・笠松問屋跡です!

鮎鮨街道は、鮎鮨とどんな関わりがあるのか、各ポイントには分かりやすく説明文があるので、スポットの「詳細情報」をで見てみましょう。

鮎鮨の献上は、慶長8年(1603年)長良川の鵜飼いでとれた鮎を使って作った鮎鮨を、徳川家康と秀忠に鮎鮓を献上したことに始まります。岐阜の御鮨元から岐阜街道、美濃路、東海道を経由して約5日で運ばれたといいます。このとき、岐阜問屋から鮎鮨が継ぎ送られていたのが笠松問屋でした。笠松から、農民が毎回15人で運ぶ仕事をしていたそうです。

「鮎鮓の桶かつぎうけわたし 人びとは江戸への道をひたに走りき」。
当時の様子が目の前に浮かびますね。 

鮎鮨街道から出て、八幡神社に行きましょう。

ここの例祭は、現在"笠松春まつり"として行われています。この笠松春まつりでは、岐阜県指定無形民俗文化財の奴行列が奉納されるほか、山車が曳かれます。

緑豊かなこの神社にあるクスノキ1本、ケヤキ1本が保護樹になっています。いずれも大木で、かなりの樹齢ではないかと想像できます。

次のスポットは芭蕉のむくげ塚蓮国寺です。

昔、笠松には俳人である松尾芭蕉の徳を慕い、俳句を詠む人が多くいました。この蓮国寺の住職など6人の俳人も芭蕉を慕っていました。その名がここの碑に刻まれています。
碑の裏には、静岡の大井川で芭蕉が詠んだむくげの句があるから「むくげ塚」と呼ばれています。

「道のべの 木槿は馬に かまりけり」。
夏から秋にかけて白・紫・赤などの美しい花が目の前に咲く光景が目の前に浮かびながら、芭蕉がこの句を詠む時の心境を想像してしまいますね。

ここから、気付かれにくい小道に曲がると、美濃郡代笠松陣屋・県庁跡というスポットがあります。

実は、慶応4年(1868年)に美濃国の一部が笠松県となったとき、陣屋跡に笠松県庁がおかれ、ここで治水、裁判などの仕事が行われました。 明治6年(1873年)県庁が岐阜市に移るまではここでさまざまな行事が行われ、岐阜県の中心になっていたのです。

「コース案内」の中で、付近の文化遺産を探したい時、右下のアイコンをタップすると、検索することもできます。「付近の文化遺産の表示範囲」「見たいカテゴリ」を細かく設定できます。

駅の道に近づく時も、自動的に通知されることもありますので、いろいろなところに寄ってみましょう。

 

ARの「歴史未来館ガイダンス」!

ここでは一息を入れて、歴史未来探訪の駅「歴史未来館」に寄ってみます!

笠松町歴史未来館は、笠松町の歴史と文化・古くから伝わる伝統芸能や民具を後世に伝える展示活動や資料の収集・収蔵を行うとともに、企業・学校などの協力を得て、未来志向の展示も行っています。

入口で、「笠松ナビ」とコース案内のマップがたくさん置かれていますね!今度は他のコースも試してみたいです!

開館時間:午前9時から午後5時まで
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始の12月29日から1月3日まで
入館料:無料
駐車場:専用駐車場有(7台)
交通アクセス:名鉄笠松駅から徒歩15分。名鉄笠松駅から公共施設巡回町民バス下門間ゆきに乗って10分、歴史未来館前下車。

 

ここで、「館内をARでご案内 歴史未来館ガイダンス」という機能を使ってみましょう!

大船模型の展示物前のパネルをスマホカメラでかざすと、カメラに「タッチ!」というボタンを浮かんできました。タッチすると、ここでしか見れない大船模型の動画が始まりました!

スマホを持っていなくても心配はいりません。館内では無料貸し出しサービスを提供しています。

大船模型だけではなく、「円城寺芭蕉踊り」と「笠松大名行列お奴」のナレーション解説や、「美濃縞」と「鮎鮨街道」の動画など、様々なコンテンツが用意されています。

展示物を見ながら、その歴史と由来まで楽しく勉強することができますね。

 

スタンプ帳を完成しましょ!

木曽川沿いに行くと、木曽川笠松渡船場跡という石畳が見えます。

なぜここは石畳になっているのでしょうか?。

昔、笠松は、陣屋や県庁がおかれた所で、交通の要所でした。鉄道や自動車がなかった頃は、荷物を運ぶのに木曽川は大切な川でした。その木曽川から、上流からは木材や薪などが運ばれ、下流からは米・塩・海産物などが運ばれました。 荷物を運ぶ時、大八車を使っていますが、その大八車の車輪が道に食い込まないように、大きな石を敷いて地面を固くしたものが石畳です。

その石畳の終点には、名古屋道・伊勢道の道標というものがあります。

江戸時代、陣屋がおかれた笠松は美濃国の政治や交通の要所でした。ここの茶所で中山道から分かれ、笠松から木曽川を渡って一宮・名古屋へ行く道は名古屋道と言われました。 下本町と港町の四つ辻は伊勢道に通じるため、木戸をおいて、通行する人を調べていました。

ここで、「スタンプ帳」にタップして、取得したスタンプを確認しましょう。

実は、スタンプ取得も細かく設定することができます。

マップ画面の右上のボタンをタップしたら、近くに来たら自動でスタンプが取れる「自動」取得と、スタンプ取得お知らせボタンをタップするとスタンプが取れる「手動」取得に切り替えることができます。 電池の減りが気になる場合はGPSの間隔を変更することもできます。車でコースを巡る時の「車で移動」の選択肢も用意しています。

一つのコースのスタンプが全部取得した後、かさまるくんとかさまるちゃんの画面が出ました!
コース制覇の達成感がありますね!

文化遺産カードを獲得してみよう!

笠松では、文化遺産カードを獲得することができます!カード一覧に載っている文化遺産を訪ねて、 現地で撮影した写真(デジカメ、ケータイの画面でもOK)を持って配布場所一覧の各カード配布場所へ行ったら、文化遺産カードをもらえます。

詳細につきましては、文化遺産カード公式ホームページをご覧ください。

交通の要所にある笠松には、歴史的な名所が数多く存在しています。ぜひ休日に笠松ナビを持って、笠松町を探検し、新たな魅力を発見してみてください。

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