2016年10月15日(土)・16日(日)2日間開催の、関ケ原町最大の戦国イベントで全国の戦国ファンが集い交流する「関ケ原合戦祭り2016」に参加しました!
合戦祭りを見る側から、参加する側になり、今年で2年目です。
去年は絵巻の大谷吉継隊の輿を運ぶ足軽を勤めました。
今年は、勇猛に戦いたいと思い、島左近隊を第一志望として申し込んでみました。幸い、念願の配属になりました!
今回はあまり知られることのない、絵巻参加者の舞台裏をご紹介します。
約1ヶ月前~2週間前に台本が届きます。
左側の台本は去年の台本です。ちょうど東軍・徳川家康没後400年に迎え、四男である松平忠吉を主人公にしました。右側は今年の台本です。西軍・石田三成と大谷吉継の熱い友情を描くストーリーです。
この台本を鞄に入れて、関ケ原に出陣です!
関ケ原駅に着きました。電車に降りた瞬間、驚きました!この人数、新宿駅じゃないですか!?今年は大河ドラマ《真田丸》の石田三成役の山本耕史さんもいらっしゃるので、 特に人が多いです。
当社が関ケ原ふれあいセンターに出展していますので、まずブースに寄ってみます。
関ケ原合戦図屏風を展示している以外、「関ケ原観光Navi」を屏風にかざしたら、屏風の人が動くAR機能も用意してます。
隣には大山崎のブースです。関ケ原町と大山崎町、どこが天下分け目の地?という投票を行っています。
広場には、武将や地域特色の食べ物が販売されています。例えば左側のこの「石田三成 最後の晩餐」というニラ飯は、
石田三成が敗戦後、洞窟に隠れた時食べたニラ粥の逸話を元にした商品です。
全国の戦国グッズショップも出展しています。新作グッズを購入する絶好のタイミングです。(案の定、爆買いしました)
関ケ原民俗資料館の入場料もイベントに合わせて割引になっています。入口で外国人がくつろいでいます。最近は外国人を目にすることが多くなりました。(私も外国人でした!)
関ケ原の戦国ストーリーと関連している自治体のブースもたくさんあります。 浜松市では、来年大河ドラマの主役である女城主井伊直虎の宣伝は既に始まっています。
敦賀市も、武将大谷吉継をイメージとしたゆるキャラよっしーを使ってPRしています。
リハーサルに行きます。場所は関ケ原町立関ケ原町小学校。
実はこの小学校の中には、藤堂高虎・京極高知陣跡があります。校章がおしゃれな感じですね。
今回は島左近隊の槍兵(しかも島左近の側近)ですので、トートバッグも島左近隊風にしました! 黄色いぬいぐるみは、大谷吉継の副将である、垂井に居城を持つ平塚為広をモチーフとした「たるいのためにゃん」の新作です。
みんな隊ごとに並んで、まずは絵巻の注意事項説明タイムです。その後はいよいよ訓練に入ります。
絵巻の参加者は遠くから集まっています。今回は、国内では北海道から参加する方、徳川隊にはわざわざ海外から参加している外国人もいます。
絵巻の参加者の役割は、のぼり持ち、足軽、侍、副将、大将5種類あります。 足軽の武器は槍あるいは刀2種類ですが、侍は刀を使います。大将と副将は激闘のため、練習場は室外になります。
今年の練習の流れは、1回シナリオを通してから、戦いシーンを各自のペアと練習して、そして最後にみんなで再びシナリオ通すという順番です。 本番1時間の演出ですが、前日の練習は20:00まで続けます。
朝6時の電車に乗って、現場リハーサルに参ります!場所は陣場野会場ふれあい広場です。この時初めて現場のスペース間隔や距離感を掴めます。
各隊には2分30秒の「布陣パフォーマンス」タイムがあります。何をやるかは、大体朝のこのタイミングで決めます。
関ケ原町の方もすでに作戦会議中ですね!
1回シナリオを通した後、着付け場に移動します。
ここで、参加賞と昼の兵糧をいただきます。1時間以内に、甲冑の着付けだけではなく、昼食も済まさないといけなく、なかなかタイトです。
出陣ですーー!!
今年は大河ドラマのおかげで、移動がバスになっています。バスに乗る時は隊と関係なく東軍・西軍が1台のバスに乗っており、なかなか面白い光景です。
私が乗っているバスには、石田三成と本多忠勝も乗っています。そして、笹の才蔵という異名を持つ可児才蔵が持っている笹のおかげで、バスがいっそう混んでいます!大将と一緒にバスに乗るって、なかなか緊張しますね。
とにかく、バスがあれば、徳川秀忠みたいに関ヶ原合戦に遅れることはないでしょう。
バスから降りたら、背旗を受け取って、装着します。
装備が整えたら、笹尾山に移動して、軍議を始めます。
「軍議タイム」は、観客が各隊の写真を撮るために設けた時間です。人気のある隊は、隊の集合写真しかとれなくて、入場制限まであります。
いよいよ「布陣パフォーマンス」です。島左近隊の今年のパフォーマンスは、「普段から溜まっている石田三成殿への文句を言うこと」です。
「話が長い(しかもバカと話したくないようだ)」「メンタルが弱い(よく厠に行くようだ)」など、われわれは日ごろの不満を全部ぶつけました。(といっても、絵巻の時は三成殿の理想のために戦死しました)
「布陣パフォーマンス」の後は「出陣式」です!山本耕史さんの石田三成と、岐阜県知事の徳川家康もここから登壇します。
「全軍武者行列」で、笹尾山会場から陣場野会場に移動します!ものすごい人です。
今回も馬が二頭用意されました!
メインの「関ケ原合戦絵巻」!!
この方は、関ケ原でみんなを「鉄の馬」から、416年見守り続けています。
関ケ原には、このような足軽がたくさんいます。ぜひ一度見に行ってください。
※足軽といえば、機動戦士ガンダムのデザインは、武将ではなく、軽装な足軽をモチーフにしているそうですね。
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