機械学習・AI特許を取得しました "物体情報処理装置"(特許6975483)"

特許を取得しました 

ディープラーニングによって踏切の交通量調査をする技術で、特許"物体情報処理装置"(特許6975483)"を取得しました。

 

【特許番号】 特許第6975483
【発明の名称】物体情報処理装置
【特許権者】 ナカシャ クリエイテブ株式会社
【弁理士】  丸山 明夫
【発明者】  野原 佐知世、渡邉 裕樹
【出願日】  令和2年6月29日(2020.6.29)
【登録日】  令和3年11月10日(2021.11.10)

【課題】踏切を通過する人や自動車等の物体を物体種別に且つ通過方向別に精度良く計数できるようにする。


【解決手段】

踏切を通過する所定の物体を各物体が属するクラス別に計数する物体情報処理装置。踏切を定位置から撮像するカメラと、カメラから時系列で入力されてくる各画像フレームから所定の物体を検出及び識別し且つ追跡する画像処理手段と、画像処理手段から得られる所定の物体の2つの画像フレーム内の位置に基づいて各物体の移動方向を求める移動方向演算手段と、踏切内での所定の物体の通過方向と交差する仮想の分割線を各画像フレーム内に設定する分割線設定手段と、前記画像処理手段により追跡されている物体の重心位置が前記分割線を越えると当該物体を計数して計数値に加算する計数手段と、計数された物体を以後の計数対象から除外する計数除外手段とを有する。

ざっくりというと・・・
「斜め方向の定点カメラで撮影した踏切内の通行者を、ディープラーニングで物体検出し、踏切領域を上下または左右で分割し、同一物体の動線が境界線を跨いだ際にカウントする。
ディープラーニングによって、道路の車両や人流の交通量を調べる手法はそれまでにも実現されていたが、人や車両の通行がランダムであり、かつ、踏切特有の上下動によって、境界線付近で誤計数される踏切特有の特徴があるため、これを回避し、正確な交通量調査を行える手法を考案した。
技術面では、ディープラーニングによる物体検出(ObjectDetection)で良く使われるYOLOと、同一物体をトラッキングする技術を用いた。 

 

デモ

 

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