社員がゆく今年の夏は彦根でなぞとき

今年の夏は彦根でなぞとき

47都道府県すべてを回った萌さんがレポートします!

私は、学生時代は考古学を勉強してきたこともあり、史跡・遺跡巡りや博物館が大好きです。

今回、旅行先として選んだのは彦根市です。
2017年は彦根城の天守が完成してから410年の節目の年ということでたくさんのイベントをおこなっていることを耳にしました。 以前彦根市へ旅行に行ったときに見切れなかったところを中心に散策していたいと思います。

彦根城築城410年祭

2017年は彦根城の天守が完成してから410年の節目の年です。

彦根市では彦根城を中心とするまちの歴史や文化、伝統などを全国、そして世界に発信するため「国宝・彦根城築城410年祭」 を開催しています!

今回はリリースされたばかりの「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリを使って、彦根市を散策してきました。

ついに新キャラ登場!そして......

0001.JPG

01.jpg

ひこにゃんのサイネージ広告があるということで京都駅に向かいます。
すると......駅でひこにゃんが出迎えてくれます!
この他ひこにゃんの中吊り広告も、琵琶湖線、京都線、草津線と東海道本線、関西本線、武豊線、中央本線の車内で見ることができます(まだ遭遇してません)。

クイズは彦根藩にまつわる5つの謎から出題されています。
彦根のお殿様の謎、彦根城下町の謎、彦根藩の産業の謎、井伊直弼の謎、武士の謎などです。

app.png

彦根駅の出口のすぐ横に彦根市特設観光案内所があります。
こちらではアプリをインストールした画面をみせると、オリジナルのクリアファイルがもらえます!先着1500枚のレアです!

0000.jpg

今回のアプリには、今まで見たことのないキャラクターがいました.... 誰なのでしょうか......
キャラ紹介をみてみましょう!

0001.png

ひこにゃんは今や知らない人がいない全国的に有名になった人気キャラクターですよね。
井伊家のシンボルである赤備えの兜を被っている白猫です。このモデルとなった白猫は、井伊直孝公を雷雨から救ったと伝えられる招き猫なのです。

見たことのないキャラクターの正体は...忍者の末裔いいのすけでした!
彦根なぞときのひこにゃんの案内人だそうです。
彦根には古くから「伊賀者」として召し抱えられた忍者がいました。彦根城下町に伊賀町があったことが明らかになっています。

036.png

そんなひこにゃんといいのすけの2人の出会いを、わかりやすいアニメで見ることができます。 なんと!ひこにゃんがアニメに出るのは今回が初めてだそうです!
出会いを描いたアニメは、アプリからすぐに見ることができます。ぜひ見てみてください!

またアプリの中では、なぞときが5つあり、クリアしていくごとにアニメが見ることができます!
こちらは、その紹介アニメです!ぜひご覧くださいね。初めて動くひこにゃんに、感動を隠せません!
表情もさらに豊かに、可愛くなっていることがこの短い中でもわかります。もっと見るために、全クリアを目指しましょう!

それではひこにゃんといいのすけとなぞとき体験をはじめていきます。
今回は【なぞとき1 彦根のお殿様のなぞ】のコースにチャレンジしました。

なぞときスタート!!

top_2.png

出発地はJR彦根駅です。駅を出ると、井伊直弼像が迎えてくれます。
目的地に近づくとひこにゃんがお知らせしてくれます。ひこにゃんの表情が変わるのでかわいいですね。 目的地にチェックするとなぞときSTARTです。まちに隠れているひこにゃんを探すとクイズ形式のなぞが出題されます。

クイズは彦根藩にまつわる5つの謎から出題されています。
「彦根のお殿様の謎」、「彦根城下町の謎」、「彦根藩の産業の謎」、「井伊直弼の謎」、「武士の謎」などです。

008.png

009.png

マップのボタンを押すと......なんと彦根城下町の古地図をみることができます。 昔の歴史に想いを馳せながら、まちあるきができるなんて素敵ですね。

彦根の城下町は、こうしてみると410年前とあまりかわっていないようですね!さらにぐっと歴史が身近に感じられます。

00009.png

2つ目のスポットはいろは松です。
井伊直孝の時代に植えられた松は、「いろは」の文字数と同じ47本の松があったことが名前の由来と言われています。
中濠沿いの松並木で、江戸時代「松の下」と呼ばれていました。この場所は藩主の参勤、着城で必ず通る場所でした。当初、人馬や車などの通行の邪魔にならないよう、根が地上に張り出さない土佐松が植えられたそうです。
後に植え替えられた松もありますが、現在でも樹齢300年以上を越える松を含め、33本がお堀沿いにならんでいます。

00010.png

3つ目のスポットは彦根城博物館です。
ここは江戸時代の彦根藩の政庁であった表御殿跡地に、復元として建てられた博物館です。

代々彦根藩主を勤めた井伊家に伝わる美術工芸品や能や茶器の愛蔵品、古文書の展示等を展示しています。

03.png

表御殿の真ん中にある能舞台は、毎年春と秋に能が催されています。今年の10月にも彦根城築城410年祭記念イベントの一つとして狂言会が開かれるそうです。

この狂言会で上演されるのは、アイルランドの作家や戯曲にまつわる新作です。
この斬新な作品は、今回が初公演だそうで、見逃せません!
なぜアイルランドかというと、こちらも外交関係樹立60周年の記念だそうです。

033.JPG

また博物館内には、藩主が生活していた「奥向き」は、御座の間や茶室・庭園が復元されています。 のんびりと庭園を眺めながら休憩できるのでおススメです。

こちらではオリジナルのミュージアムグッズも販売しています。博物館にいくとつい記念に買いたくなってしまいます。

0006.png

ここで3つのスポットを制覇し、【なぞとき1 彦根のお殿様のなぞ】をクリアしました。 鍵のかかっていたアニメをご褒美として見ることができます。

達成した人しか見ることのできない限定アニメです。

なぞときにクリアすると、オリジナルのアニメ動画が再生できるほか彦根城の年間パスポートや市内宿泊券、近江牛などの特産品が当たる抽選に応募することができるるそうです。

彦根城

top_0006.png

彦根城博物館まで来たので、彦根城にもいってきました。

彦根城では彦根城築城410年祭の来城記念として御朱印をいただけました。
入城者には無料で配布しているそうです。通常の御朱印の2倍の大きさです。

御朱印には井伊家の家紋が!この家紋は橘文の一種で「彦根橘」や「井伊橘」と呼ばれ、井伊家が代々用いていたものです。
橘紋の由来は橘氏、橘氏一族が使用していたことに始まり、和歌山県や高知県など橘が自生する地域に多いといわれています。橘氏は、飛鳥時代から続く皇族で源平藤橘という四姓のひとつとして知られる名家です。
井伊氏の祖である共保は、井戸から生まれたといわれる人物で生まれたときに手に橘を持っていたことから井桁に橘を紋とするようになったとも言われています。 ほかにも橘の意味は生命力や長寿の象徴として、不老不死の長寿の実が橘とされるなどいくつかの説があります。

彦根橘は、井伊家の繁栄と永遠をあらわした家紋だったかもしれないですね。

016.JPG

日本にはたくさんのお城がありますが、御朱印が貰えるのは、全国でたった五カ所です。
今までは福島県の会津若松城、長野県の松本城、岐阜県の郡上八幡城、京都府の二条城でもらうことができましたが、今回彦根城築城410年祭の来城記念として彦根城もそれに加わり、もらえるようになりました。

05.jpg

彦根城は国宝である天守だけではなく、それを守るための櫓・門が残されています。

櫓と門は城の見張りや出入り口の守りなどの防御機能をもつ建造物です。彦根城には太鼓門櫓や西の丸三重櫓、天秤櫓、佐和口多聞櫓の4棟が残っています。太鼓門櫓と天秤櫓は櫓と門が一体化しています!

ほかにも城主の居館で、統治の拠点となった御殿などが残されています。
統治を担った武士たちは、庭園で教養を高め、藩校で学問や武芸を学んでいたそうです。
しだいに侍や足軽といった武士が集住し、その武士の生活を支える町人も集まり、城下が形成されていったそうです。

06.jpg

018.JPG

その後、四番町スクエアに行きました。

四番町というのは、明治〜昭和の地名です。江戸時代から続く「白壁町・内大工町・寺町」が合併してできた街で、かつては市場が置かれ、「彦根の台所」と呼ばれ、地元の人々に親しまれてきました。
10年ほど前に市場商店街だった場所を中心に新しく「四番町スクエア」として生まれ変わりました。
街並みは「大正ロマン漂うまち」としてモダンな外観で統一された建物と、広場に設置されたガス燈、ところどころに置かれた「巡ると願いが叶う六童子」のモニュメントなどが置かれています。

私は大の旅行好きですが、食べることも大好きです。私は旅行へ出かけたら必ず、その土地で一番おいしいものを食べると決めています。
今回はこちらで、名物のひこね丼を食べてきました。

ひこね丼とは?
市制施行75周年を記念して、彦根ならではの食材の魅力を多くの人に楽しんでもらいたいという思いから誕生しました。
多くのお店で近江米、近江牛や赤こんにゃくを使用しています。リーズナブルな価格で提供している彦根の新名物です。

ひこね丼に使われている材料のひとつである、赤こんにゃくについて調べてみました。

赤こんにゃくはメーカーによって、味付き、味無しなど様々な種類があるそうです。
なぜ赤くなったのか、その由来は....

"赤"こんにゃくの由来
① 織田信長が安土に城を築いた頃、派手好きなあまりこんにゃくまで赤い色に染めさせたとする説
② 近江八幡市日牟禮八幡宮の左義長祭りという火祭りでこんにゃくまでも赤く染めたとする説
③ 左義長祭りの山車に飾る赤い紙飾りの色にあやかったとする説

などがあるそうです。

多くの由来を持つ赤こんにゃくですが、はじめて食べてみました。色の印象からか辛いものを想像していましたがまったく辛くありませんでした。

彦根ではお手軽な価格で食べる近江牛ですが、他の場所ではこんなに安くたべることはできません。味はもちろん絶品でした!

ひこね丼は現在10店舗ほど認定されているそうです。ひこね丼と一口に言っても、ひことろ丼やひこねの赤鬼丼などメニューの名前から材料や味などお店によってさまざまです。
ぜひ彦根にきたら赤こんにゃくのはいったひこね丼を食べてみてくださいね。

佐和山城

07.jpg

午後は佐和山城に向かいます。
まずは登山口のある龍潭寺です。石田三成の菩提寺として有名で、境内には銅像もありました。 この像は石田三成のファンの方が建てたそうです...石田三成に対する愛が違いますね。

0003.jpg

09.jpg
08.jpg

さらに、ここは大河ドラマ女城主井伊直虎のゆかりの地としても知られています。
1600年に井伊直政が佐和山城主となった際に、井伊家の発祥地である井伊谷の龍潭寺を分寺し、建立したものです。 浜松市の井伊谷にも同じ名前の龍潭寺があり、井伊家の菩提寺となっています。

龍潭寺を堪能したあと佐和山城へいってきました。

佐和山城とは
元は石田三成の居城でしたが、関ケ原の戦い後には井伊直政が入城しました。しかし新たに彦根城を築いたため、廃城となりました。
佐和山城の建造物は彦根城へ移築され、残りは破壊されたため、城址にはほとんど何も残っていません。一部石垣や土塁などが現存しています。

佐和山城にいってみて感じたのは、ハイキングというより登山ということです...。
本丸址までの道のりはとても険しく、猿も出没するそうなので、必ずスニーカーで、動きやすい服装で登ってくださいね。
龍潭寺前においてある木杖を借りるといいと思います。登るのに20~30分かかり、汗だくになります。

14.jpg
13.jpg

しかし本丸址の頂上からみる眺めは最高でした!琵琶湖をバックに彦根城、そして彦根の町全体を見ることができます。

10.jpg

彦根の魅力

私は今までに全国各地のお城を巡ってきましたが、彦根の魅力は彦根城とその城下全体にあると感じました。
天守を中心としたお城、そして城下町をここまで「ほんもの」の形で残しているのは、全国で唯一、彦根だけだと思います。

彦根のなぞときをしながらまちあるきをすることで今まで知らなかった当時の歴史を知るきっかけにもなり、とっても楽しめました。また彦根城築城から彦根が行政に特化した都市へと移り変わるストーリーを感じることができました。

ひこにゃんファンの私としてはご褒美として動画がみれるのはたまりませんでした!全クリアを目指してもう一度彦根に行きたいなと思っています。

彦根ほんもの歴史なぞとき
◯ 期間限定でクリアすると豪華商品が貰えます!
実施期間:
平成29年8月9日(水)~12月10日(日)
特設ホームページはこちらから
◯ クリアファイルについて
配布場所・時間:
(1)彦根市特設観光案内所(JR彦根駅西口前) 9:00~15:00
(2)二の丸案内所(彦根城表門橋前) 8:30~17:00
配布期間:
平成29年8月9日(水)~12月10日(日)
030.png

 

おすすめの関連記事


社員がゆくの最新記事