2018/03/05
代表取締役社長 山口 寛
「人工知能(AI)で仕事は消えるか?」
「ナカシャクリエイテブの成長戦略:人間にしかできない仕事を核に!」
という重いテーマを受けて、私の考えをお伝えします。
新たな事業に取り組む時、常に「当社はどんな価値を提供できるのか?」を自問します。
"価値"とは「当社の製品・サービスによってお客様にもたらされる便益(便宜や利益)」です。
製品・サービスの価格は一般的に「人件費単価×作業時間」で設定されますが、お客様にとってそれはコストであり、その価格以上の"価値"を生み出しているかどうかが重要です。
当社の技術追求の目的は、価値の最大化です。もし「AIによって消える仕事」があるならば、お客様に対して、"飛躍的なコスト削減"という価値を提供できることになります。
「人件費単価×作業時間」の作業時間が限りなくゼロに近づく訳ですから。
ただ、技術者にとってそれは「自分がやっていた仕事が無くなる」ことを意味します。それは恐怖です。
「今の仕事を守ることが自分の役割」と思っていれば、AIは"それを冒すジャマ者"になりますが、
「今の仕事の価値を高めることが自分の役割」と認識すれば、AIは"頭のイイ友達"になるでしょう。
ですから、私は当社の技術者に、
「いずれAIに仕事を奪われるくらいなら、AIを使って自分が先に無くしてしまいなさい」
と言っています。AIによって想像できなかったような新たな価値を生むのは、その業務に精通してきた技術者にしかできない仕事だと思っています。
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