9月11日、NEXCO中日本様の事業を紹介する施設「コミュニケーション・プラザ富士」が リニューアルオープンしました。
この施設は多くの人に高速道路を身近に感じていただくため、2012年4月16日にオープンした施設です。 新富士ICから出てすぐの所で、アクセスも便利です。入館無料、しっかり案内スタッフが付いてくれるので、 高速道路に興味がある方だけではなく、初心者にもとてもおすすめです。
今回のリニューアルにあたって、新たに登場した「高速道路360°VR映像」は中日本ハイウェイエンジニアリング名古屋様に撮影と素材提供を頂き、当社と共同で手掛けたものです。 早速、当社の担当者と共にコミュニケーション・プラザ富士を体験してきました!
せっかく高速道路に乗るので、経由するサービスエリアにも寄ってみようと思います。
近年、地域の特色や個性を活かしたサービスエリアがどんどん出てきました。
地元の食材を使う食べ物を企画したり、地域と連携するイベントを開催したりして、活気あふれる楽しい空間になっていますね。
伊勢湾岸自動車道に入って、すぐ気づくのがの「巨大な観覧車!」です。
ここは刈谷ハイウェイオアシスというPAです。高速だけではなく、一般道からでも入れます。
2009年ここの年間入場者数は東京ディズニーリゾートとユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に次ぐ3位の好成績があり、 今でもナガシマリゾート相当の人気度だそうです。
顔より大きい「大きなメロンパン」があります!
飲食コーナーも名古屋色が強くて、「東海にいる感」半端ないですね。
更に、南知多有名な「えびせんべいの里」を発見しました。
思いもつかない味のえびせんべいを試食できる良心的なお店です!(なんでも試食できて、損にならないかとこちらが心配してしまいます)
なんと、えびせんべいの紹介も多言語化されています!
店の中に外国人が多くて、グローバルですね。
おしゃれなカフェとかも多いです。
更に、温泉とヨガスタジオまで揃えています。
そんな素敵な施設がいっぱいあると、近くに引っ越してきたくなりますね。
次に見逃せないのは戦国ファンが大興奮の長篠設楽原PAです。
ここの周辺は長篠設楽原の戦いが起きた場所です。上りのデザインは武田軍本陣のイメージで、 下りのデザインは織田信長本陣のイメージです。しかも、下りからは隣接する織田信長本陣跡に徒歩で移動できます。
規模はそんなに大きくないですが、自販機の外見や料理の名前など、色々凝っています。
長篠・設楽原合戦の案内板もあります!こな記事を読んで、もし興味が沸いたら、ついでに高速に降りて観光しに行ってもいいですね。
少し高いところにあるので、まち全体を眺めることもできます。
「東海道の宿場町」をイメージとして作られた遠州森町PAは、とても風情がある(且つ人が少ない)ところです。
ここでお昼タイム!
この辺りはお茶が有名ですが、お茶で作られたデザートも販売されています。
食事コーナーの看板は多言語切り替え対応しています。注文も全部自動化されていて、便利ですね。
ここでミニ海老天丼(500円)を注文しました。値段もボリュームも大満足!
新富士ICに到着する前に、最後に寄ったのはNEOPASA清水です。
洋服からバイク用品、いろいろなお店が揃えて、上下線集約のとてもおしゃれなSAです。
ここには、富士山を眺める展望台が作られています。
あいにく天候が良くなく、何も見えないですが、周りの山々を見るだけでも自然を感じますね。
コミュニケーション・プラザ富士にたどり着いたのは、ちょうど午後15時の一般オープンの時です。
午前中はテープカットやテレビの取材があって、随分賑わったそうです。
このようなNEXCO中日本の高速道路の建設や管理、SA・PAの運営などが紹介された施設は富士と川崎2ヶ所ありますので、 今度はコミュニケーション・プラザ川崎にも行ってみたいですね。
早速3階に上がってみてみましょう!
エレベーターから降りて、最初に目に入るのは70インチモニターです。今回リニューアルの目玉の一つです。
「日本の大動脈」「リニューアルプロジェクト」「高速道路のストック効果」の3つのパートで、NEXCO中日本が管理する道路の歴史やこだわりが紹介されています。
大画面のタッチパネル、迫力がありますね!
隣には高機能の舗装と従来の舗装の比較です。
現在新東名で使われている舗装は左のような雨水がたまらない舗装です。素材の大きさや間隔を研究や改善に重ねた結果だそうです。 水が瞬間に吸収されて、すごいですね!これで雨の日でも滑らず走れます。
次はいよいよ当社が制作した360°VR映像のコーナーです!
ここでは日常では体験できない高速道路の仕事を360°で、まるでその場にいるように体感できます。
今回は、最新のスタンドアローンHMDであるOculusGOを採用し、PCやスマートフォンを使わない、ケーブルレス、高精細な360VRになっています。
今回は「ロープをつたっておこなう橋の点検作業」と「高速道路本線上での作業」2種類の映像が用意されていました。
特に「ロープをつたっておこなう橋の点検作業」はかなり専門知識を要する高所作業ですので、見るだけでも緊張しますね。
また、最近豪華なデザインのお手洗いがどんどん増えてきました。どれも個性的で、行ってみたくなりますね。
実は、お手洗いの中の内装や和洋の個数は全部お客様の声を聞いた上で、科学的な根拠を持ってから設計したそうです
リニューアル前から人気があるのは、新東名高速道路ができるまでの5つのシーンのジオラマです。
新東名の建設手順を調査、土工工事、舗装、橋梁、トンネルのジオラマで再現されています。
初心者には分かりやすいコンテンツですね。
実は、高速道路ができるまでの手順として
また、「1億4000万平方メートルの土を動かした」「橋梁は2050ヶ所」「1/6がトンネルの道」など、驚きのデータも掲載されています。
新東名高速道路、スケールの大きな工事です。
実際のトンネル工事で採用したTBM(トンネルボーリングマシン)導坑先進拡幅掘削工法の仕組みを映像で紹介されています。
先端的な、大断面トンネルを安全で効率的に拡幅掘削できる工法だそうです。
ここの3階にはテラスがあり、テラスから雄大な富士山を望めたり、周りの高速道路を眺めたりすることができます。
あいにく天気に恵まれませんでしたが、普段は室内でも富士山が見えます。
高速道路には休みがないです。
利用者に対して安全と快適性を提供するために、24時間365日休まない道路管理体制が敷かれています。安心・安全はここで働く人々の努力に大きく関わっていますね。写真を見るだけでも感動と感激が沸いてきました。
スペースがそんなに広くないコミュニケーション・プラザ富士ですが、中ではいろいろな思いもつかない先端技術が詰まっています。
関係者に聞いたところ、今回リニューアルの目的は、皆さんに更に高速のことを知ってもらうこと、そして、この施設を面白くして、多くの人に来てもらいたいとのことです!
もしコミュニケーション・プラザ富士で「高速道路360°VR映像」を体験して、何かご意見やアドバイスがありましたら、ぜひ当社のお問い合わせメールにて、生の声を聞かせてください。
せっかく高速に乗ったので、行きは新東名、帰りは別ルートの東名を使いました。
ついでに今後のお仕事のテストデータとして4K映像も撮影し、GPSで移動経路を記録しました。
こう俯瞰してみると、高速道路で地域と地域がつながっている感じがでますね。
GPSログが途切れているところはトンネルのところですので、新東名のトンネルが多いという特徴がすぐわかります。
新東名も東名も、それぞれの個性があり、違う景色が見えます。皆さんもぜひ両方のルートを走って体感してみてください!
▼この記事を書いたひと
R&Dセンター 陸 依柳
撮影、お城、戦国、ICT、サブカルチャー...常に面白く、新しいものに惹かれるタイプです。地方の戦国イベントによく参加しています☆
●富士見事務所 TEL : 052-228-8733 FAX : 052-323-3337
〒460-0014 愛知県名古屋市中区富士見町13−22 ファミール富士見711 地図
交通部 R&Dセンター