社員がゆくメッセナゴヤ2018出展ドキュメンタリー

メッセナゴヤ2018出展ドキュメンタリー

毎年秋恒例のイベントメッセナゴヤ2018に今年も出展しました!
今回の出展を担当しているR&Dセンターにとって、メッセナゴヤ2018は私たちの1年間の成果(半年間の成果+半年間のビジョン)をアウトプットする大事な場所でもあります。

毎年様々な趣向を凝らして出展していますが、今年のテーマはディープラーニング、画像処理、RPAです。
特にディープラーニングは、出展が決まってから、新たなサービスとして企画したもので、技術習得→いろいろな試行錯誤しながらモデル作成→広報素材まとめ→説明員になるまで、ようやくここまでたどり着けました!

毎年出展しているといっても、実は変化が多く、どんどん進化しています。
特に今年は(株)コネクティボ様との共同出展で、お客様に提示できることが増えました!

たくさんの新しい技術が満載で、最初は当社の社員でさえ内容を理解していない有様でした。
それでは早速ですが、広報担当の裏話を挟みつつ、今回当社が出展した新しいサービスをまとめました。

 

ブースのイメージは「ヨーロッパ地下鉄風」?

従来、展示会と言えば、説明パネルを作って壁に貼りましたが、文字が小さくてなかなか見えないのと、3メートル先の壁まで入ってきてもらうのでハードルが高めです。
今年は展示制作前、室長に呼ばれ「ヨーロッパの地下鉄風のクールなブースが欲しいです」と言われました。
えっ?!ヨーロッパ地下鉄風とはなんだろう?
...と迷いながら、フォントや配色を室長と色々試し、大きな布のタペストリーを注文してみました(使ったお店はこちら)!

大きな英文字+アイコンは、(ヨーロッパの地下鉄になったかどうかわからないですが)パネルより目立っててよかったです。

それに合わせて、出展サービスを紹介するPV(プロモーションビデオ)や新しく作成するパンフレットも同じ色で作りました。
このPVは全部パワポで作りました。パワポのページ遷移する時のアニメーションもどんどん進化してきて、おしゃれになっていますね。

音楽や大袈裟な効果音は、前述の室長が張り切って付けました。
「スライドが切り替わったり、文字が入るタイミングとBGMのリズムを合わせるんだ」とか一人盛り上がっていましたが、私には分からないコダワリでした。

 

 

新チラシをわずか2週間の間に2枚制作って!!

出展2週間前のある日の朝、室長がニコニコしながら「安くチラシを作れるお店を見つけました!」と私に声をかけました。
「え?今から新しいチラシを作るんですか?本気ですか?」と何度も確認しましたが...どうやら本気のようです。
新しく作ったタペストリーの色やキーワードと合わせて、2種類4面の原稿を作成し、2000部を制作しました。
そして...猛スピードでできたチラシが...巻末に添付します。画像をクリックするとダウンロードできます。

構造物・施設専用 360VIEW+ハイスピードで撮る 巡視点検を省力化!高精細映像+位置情報

ディープラーニングによる 映像への自動タグ付け+準天頂衛星みちびき(QZSS)映像への属性情報の付与

約8000円で2種類×2面×1000枚も作れるので、「4円/枚の値段はカラープリントの1/10!」と室長が大興奮していました。
紙の品質も良く、入稿チェックもしっかりしていて(2回も戻された...)、出荷予定日よりだいぶ早く届きました。安くチラシを制作するはぜひこちらへ

入社一年の新人が語る「ディープラーニング体験談」

メッセナゴヤには出展者プレゼンテーションという出展している企業による、新しい技術や事業の発表が行われる場があります。

毎年出展者プレゼンテーションに申し込んでいた当社の今年のタイトルは「ディープラーニング画像認識の活用方法」です。
タイトルはやや地味すぎると反省していますが、注目すべきところとして:今回の発表者の黒田は、入社1年の新人です。 しかも大学は文系で、プログラミングなど一切知識がなかったとのこと!
ディープラーニングの初心者が成長してきた半年間の生のドキュメンタリーです。

発表当日の朝、普段全然遅刻しない黒田がなぜか1時間遅れて到着し、みんなをヒヤヒヤさせました。ひょっとして、クールな黒田も緊張したんでしょうか?

メッセナゴヤ2018

メッセナゴヤ2018

一番広い100人収容のC会場を申し込んで、人が来るのかなと心配していましたが、 事前申し込み段階で、なんと満員御礼になりました!
(後日、事務局から申し込みリストが送付されてきて、140名が申し込みされていたことが分かりました。凄い数です・・・。)
たくさんの方に興味を持っていただき、本当にありがとうございます!
多くの方にご覧頂きたいので、今回のプレゼン資料を特別公開させていただきます。

プレゼンの資料はこちら

当日の録画をYoutubeにアップしました。長さは約50分間。時間がある方も無い方も是非こちらへ。

また、このサービスを分かりやすく解説する短いPVも作りました。

 

ディープラーニング

実際に高速道路設備や鉄道設備の認識がどの程度可能なのか?抽出漏れはどの程度発生するのか?を包み隠さず報告しています。この半年間のモデル作成の集大成がこちらになります。

 

間違い探しを一緒に!

異なる撮影日時の静止画を取得できたら、次にやりたいことは"変化部分の抽出"です。
以前とどこが変わったのか?異常を見落としていないか?それを機械で自動的に探し出してもらいたいです。

今回共同出展の(株)コネクティボ様の「差分抽出」という技術を分かりやすく説明するために、 (株)サイゼリヤ広報担当様の許可を頂き、サイゼリヤキッズメニュー間違い探しの素材を使って面白い動画を作りました。

 

サイゼリヤキッズメニュー間違い探し

10秒間なら私は2つ3つぐらいしか見つからないですが、機械は1秒も使わなくて済むのです。
完全に人間の負けですね...(本当は速度の優劣ではないのですが)

 

点検の時も、些細な変化に気付きにくいので、機械が活躍する時代がすぐにくると思います!
点検のイメージで下記の動画もぜひ試してみてください。

大人の間違い探し

 

テレビの方も取材に来ましたが、ビデオカメラでは変化部分が更に気付きにくいので...取材を諦められました。残念!!

メッセナゴヤ2018

 

コネクティボカメラ映像実験シリーズ

今回はこの「差分抽出」の実機デモも会場に置きました。
レゴで制作した物体を、少し変化させると変化部分だけを色付きでオーバーレイします。
会場であるポートメッセナゴヤの横はレゴランドですからね。これ、企画時の私のちょっとしたアイディアが展示になったんですよ。
大変に好評なデモでした。

メッセナゴヤ2018

メッセナゴヤ2018

今回使っている深度カメラは、わずか3万円程度で入手できるセンサーを使って、最大10メートル範囲までの深さ(距離)を測り、映っている映像を3Dとして認識します。
この距離センサーとイメージセンサーの機能を併せ持つセンサーを用いると、映像に映っている物体の寸法を測ったり、角度を求めたりできます。

高価なレーザ計測や点群3Dを持ち出すまでもなく、簡易的に、そこそこの寸法精度が分かれば良いという用途があれば、非常に安価に映像からの計測が可能になります。

 

RPAでPC作業を自動化

RPA(Robotic Process Automation)という単語も近年流行り始めました。 RPAとは、ソフトウェアロボットを活用して業務プロセスを自働化する仕組みです。
単純作業をPCにやってもらえば、人はどんどんクリエイティブな仕事ができます!

今回の出展に合わせて、RPAの専用ページも作りました!興味ある方はぜひこちら

メッセナゴヤ2018

 

いかがでしょうか。未完成の技術もありますが、これからどんどん進化していくと思います。
もし今回の出展内容について気になる技術やサービスがありましたら、是非お問い合わせください。

1年後のメッセナゴヤ2019はどんなテーマで出展するか、今から楽しみですね!



 ▼この記事を書いたひと

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R&Dセンター
陸 依柳

撮影、お城、戦国、ICT、サブカルチャー...常に面白く、新しいものに惹かれるタイプです。地方の戦国イベントによく参加しています☆


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