社員がゆく名古屋からのお得な日帰り旅、最遠どこまで?

名古屋からのお得な日帰り旅、最遠どこまで?

ゴールデンウイークも終わり、皆さんは良い旅でリフレッシュをしましたか。
今回の「社員がゆく」では、名古屋を起点とした日帰り旅についてまとめてみます。

「お得なきっぷ研究」が趣味の私は、毎週、日本のどこかを旅しています。外国人であるが故に、(もう5年も経ちましたが)未だに日本で「暮らす」という感じが薄く、長い旅でここに来て、風土、人情を目一杯楽しんでいます。
「乗り鉄」とまではいかないものの、JR各社の新プランを体験したり、私鉄と組み合わせしたり、新しい地を踏むと、新鮮味が溢れます。

当社では、鉄道に詳しい社員がたくさん在籍しており、生半可な知識では書けません。「そんなの、とっくに知ってるよ!」と言われないよう、今回はオリジナルの調査に基づいた、「名古屋からのお得な日帰り旅なら、どこまで行ける?」について語っていきましょう。

 

よく東京在住の外国人の友人から「名古屋のどこが(東京より)いい?」と聞かれますが、まず言いたいのは「全国へのアクセスの良さ!」です。
九州は新幹線で行っても苦痛ではなく、出雲も電車で半日行けるし、ドライブで四国もあっという間に辿り着けます。まさに日本のど真ん中!東京に住んでいる人には体験できない便利さです。(さすがに東北に行くのは不便なので、名古屋に住んでいる3年間は2回しか行けなかったです。)

土日のどちらかが用事が入っていて、日帰り旅しかできない時がありますよね?。
そんな時、名古屋を起点にしてどこまで行けるのでしょう?

新幹線ならほとんどどこでも行けるかもしれないですが、世の中そんな大金で日帰り旅をする人はいないでしょう。ですので、今回は安い値段で、「鈍行」と呼ばれる「普通電車」で行ける場所を紹介します。
「旅」ですので、もちろん目的地に着いた後、遊び時間もちゃんと確保できる場所をピックアップします。

 

お得な使いやすい切符:
  • 土日祝発売の名古屋周辺の乗り放題きっぷ「青空フリーパス」をぜひ活用しましょう。
  • 時期によって、「青春18きっぷ」という5回綴りの切符があります。平均1回2千円超える程度で全国JR乗り放題です。

 

東海道線で東へ:東京のレストランで寛ぐ

六本木

名古屋から東京までは新幹線ならあっという間ですが、実は普通電車でも日帰りで行けます(実測済み)。
始発と終電を使えば、昼12:19に新宿に着き、帰りは17:54頃出発の電車で日帰りできます!
青春18きっぷの時期なら二千円台で東京往復できて、新幹線の値段の1/10です。
滞在時間5時間以上もありますので、商談2件できそうな感じですね。会社の出張も全部こうなったら...かなり経費の節約になれます(冗談冗談!)

東への東海道線の豊橋~熱海区間は快速列車がなく、「各停」しかないです。普段お急ぎの方はやはり新幹線を選びますね。
各停は止まる駅が多いですが苦痛ですか?苦痛を苦痛と思わない、電車に乗っている時間そのものを楽しめる人にお薦めです。

河津

とは言え、熱海までは余裕で行けますよね。名古屋から豊橋までの名鉄の「なごや特割2土休日」とJR豊橋駅発売の「休日乗り放題切符」の組み合わせなら、日帰りでも(片道2140円相当)一泊でも(片道3500円相当)とても手軽な値段になります。河津で本物の河津桜を見れます。

河津
河津

 

東海道線で西へ:姫路城を攻城する

東海道線の西方向はかなり快適になります。JR西日本の新快速のおかげで、米原から姫路まで一本で行けます。
始発なら着くのは朝9時半ごろ、施設たちがオープンしたばかりで、観光時間は全く無駄にならないです。
実は昼前に岡山まで着くこともできますが、さすがにそこまで遠くに行ったら一泊や二泊にしたいですね。

姫路城

この行き方で桜の時期に姫路城に行ったこともあります。城内は長い列ができて何時間も並びますが、時間がたっぷりですのでゆっくり観光できて、ゆっくり食事もできます。夜20時頃の電車に乗ればその日に名古屋に戻れます。

姫路城
姫路城

この路線では直島の一泊も使いやすいですが(しかも直島の人気スポットを全部回れます)、直島に行く余裕がある方はそんな強行軍はしないでしょう...
岡山県の北なら津山までが限界かもしれません。 桜の時期の津山城はとても有名ですね。開花は他の地域より遅いですが、運が良ければ青春18きっぷの時期に入れるかもしれません。

直島
津山城

 

中央本線:松本の城下町を巡る

松本

木曽経由の中央本線はどの季節でも美しい景色が見れます。
松本まではいつも愛用しています。始発なら10時過ぎに着き、帰りは18時過ぎの便が最終になります。
日帰りなら青空フリーパス+木曾平沢から松本までの往復分乗車券なら、手軽な値段で行けます。

去年ふるさと納税の返礼品として松本市の招待券をたくさん入手したので、紅葉の時期でも桜の時期でも行きました。スポット2~3ヶ所を回れます。
いつかは真っ黒な国宝天守の雪写真も撮りたいですね。

松本
松本

 

北陸本線:敦賀で日本海を眺める

机上の計算上は福井まで行けますが、私は日帰りで行ったことがありません。福井県の観光スポットは福井駅に離れているものが多く、乗り継ぎも考えるとかなり厳しいです。

とは言え、敦賀までなら余裕ですね。1日で敦賀市内全てのスポットをゆっくり回れます。
私はある時期は敦賀に頻繁に通っていたので、とても行きやすい距離と言えます。

敦賀
敦賀

因みに、敦賀から舞鶴までのルートは海が見えるので、夏の旅にとてもお薦めです(一泊なら)。

舞鶴
伊根

 

高山線:高山で飛騨牛の温泉の旅

普段は名鉄とJRの組み合わせが安く、バスの方が楽ですが、日帰り旅なら、青空フリーパス+下呂から高山までの往復乗車券が一番お得ですね。
飛騨牛を食べたり、日本酒を買ったり、味噌を食べたりして、飛騨の一日でもいい選択かもしれません。時間があったら下呂の温泉もぜひ降りましょう。

高山
下呂

 

伊勢本線:鳥羽で海の幸を満喫する

鳥羽

伊勢方向なら、鳥羽が一番行きやすい観光地ですね。
途中経由の松坂も二見浦も降りる価値があり、夏におすすめのルートです。

松坂
二見浦

 


どちらも電車に乗っている時間は長いですが、その時間も活用しましょう。
車窓から外の景色を眺める人もいれば、本を読んだり、ドラマを見たりして、家にいる時と同じ過ごし方もできます。その時間も「楽しみの一つ」にできれば、乗り鉄に進化できるかもしれません。(私はそこまで進化していません!)

新幹線のテーマ別の旅行パッケージも良いですが、鈍行列車の旅も一味違いますね。皆さんも良いスポットを発見したら、ぜひ共有しましょう。

 

この記事の最後に、ちょっと良い技を紹介しましょう。
――実は名古屋から北海道日帰りもできます!(もちろん飛行機で)

 

飛行機:札幌で地ビール巡りをしよう

現時点新千歳空港行きにはAirAsiaとJetstar二社のLCCがありますが、安い時期は1万円弱で北海道往復ができます。
例えばAirAsiaの場合は行きが7:25-9:10の便で、帰りは19:35-21:25の便になります。国内便ですので遅れることもほとんどなく、10時半に札幌に着き、18時までゆっくり遊べます。

「そんな発想がなかった!」と思うかもしれないですが、実はネットの旅行記を見ると、日帰りで地ビールやお寿司巡りしている方も多いようです。

(残念ですが、鹿児島までも安いLCCがありますが、帰りの便が早すぎて日帰りはなかなか難しいです。)

頭大仏殿

今年の年始は初もうでに日帰りに行きました。

札幌郊外の滝野霊園の頭大仏殿を見に行って、北海道神宮に参拝した後、旭山記念公園の夕日まで見れました。スープカレーも海の幸も満喫できましたね。

頭大仏殿
旭山記念公園

同じ時間帯で東京発の便もあります。
中部地方独占な遊び方ではないですが、空港までのアクセスを考えると、なかなかどうして、名古屋ってやはり便利ですね!
(「魅力がない都市ナンバーワン」だなんて、誰が言ったんでしょうか?。失礼しちゃいますね!)

 

 ▼この記事を書いたひと

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R&Dセンター
陸 依柳

撮影、お城、戦国、ICT、サブカルチャー...常に面白く、新しいものに惹かれるタイプです。地方の戦国イベントによく参加しています☆


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